夕光に焼かれた、黒と橙の梯子。 眩しい、暗い、眩しい、暗い。 帰路に並ぶ木々。 ふと見た、その一本。 ガムで張り付けられた、蛾が一匹。 拘束はまだ新しい、色落ちた粘着からヒョロり出た節足が絶えず手招く。 ただ、それだけ。 ・ 「ただいまー」 「おか…
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