愛とは殺意の裏返し。
トキメキも過ぎれば腹が立つ。
嗚呼、殺したいよ。
「お姉ちゃん♪」
「んふふ、どうかしたかい?」ニタ
少女は何よりも美しく、神を憎み無信仰を貫く私が唯一崇拝するとすれば彼女だけだ。
「お姉ちゃーん//」スリスリ
「ふふ、甘えん坊さんめ……」
「そんなこと言って、ニヤニヤしてるのバレバレだよ?」
「おっと、これは図星を突かれたね」ナデナデ
ぐぅの音を塞き止めた名誉を称え、私は見上げる愛物を優しく撫でる。
ニヘラと頬を緩ませ、どうやらお気に召したようだと手を止めない。
(……あーもう、可愛いよ幼虜)
「可愛い、可愛いよ……幼虜」
「えへへ//」
全部可愛いって、きっと大罪。
小さくて、柔くて、甘ったるい良い香り。
髪はサラリ心地良く、大きく綺麗な瞳はいくらでも見つめたいし見つめられたい。
笑うと見える幼稚な歯は所々乳歯であり、これが自然的にいつかは緩んで抜ける。
そんな事を想像しただけで私の腹部は熱くなるし、下着は既に濡れている。
先細りした舌は嘘も下手っぴで純粋で、思わず引き千切って多量出血で殺したい。
(全部可愛いし、愛らしいから故に好き)
「幼虜~!」ハスハス
「んっ、お姉ちゃんくすぐったいよ///」
手の往復はそのままに、私は彼女の首筋に鼻先をあてがいスメルを啜る。
規則的な鼻息で少女が小刻みに震え、背中に回された手の握る力が強まった。
「好きだよ」
「うん、わたしもお姉ちゃん大好き!」
「んふふ、知ってる」
「ぁう、耳元で喋るの……や///」
子供なんてどこもかしこも弱点だらけ。
だから悪い大人に玩具にされて、挙げ句捨てられるのさ。
小さいイカっ腹を膨らませて、アザ作って、鼻血垂らして阿保顔晒して死んで行く。
(でも、私が興味を示すのは君ただ一人だけ)
仮に10人の幼女が目先にいるなら、君1人を犠牲にして助ける。
「ふー」
「ん……お姉ちゃん?///」
「しゅき」
少女を強く抱き締めた。
「わたしの方が、大好きだもん」ギュッ
「んふ、嬉しいねぇ」
自棄になって脆弱ながら必死に締め返す滑稽さといったら、もう可愛過ぎてツラい。
私が頭を捻ればすぐ死ぬクセに、生意気。
「幼虜……」
「お姉ちゃ、んむッ//」
「「___」」
淫猥な交じり、水音が響くキス。
私の楕円的な舌が、少女の未熟な肉をタンタンと貪り食らう。
「ふぅふぅ……ようろ、ンゥ///」
「ァ……おね、ちゃン///」
二人共々紅葉し、小さき彼女は歳に似合わない惚け顔。
潤んだ瞳から塩味の水分補給。
神も今日だけは、林檎より眼球をハンドジューサーにかけるだろう。
「………綺麗だ、幼虜」
「ッ__!」
透明な橋が建設されたも束の間、崩壊した虹に合わせて私は少女を押し倒す。
「お姉ちゃん?」
乱れた髪を治すことさえ、強く押し付けられた両手の封じでは叶わない。
華奢な腕は枝より美しく、枝より脆い。
愛おしいね。
「だから、ウザいなぁ」
「可愛いからさ、幼虜は綺麗で幼くて直ぐにでも天国行けちゃうよ?」
ギリギリって。
「お”__ちゃ……」
貧弱な首を両手で優しく絞めると、彼女は顔を赤く染める。
涎なんて溢して、汚いからもっと好きになる。
「殺したい、殺したい、好き好き!」
「小さい子本当に温かいし、プリプリで純白で死ねば良い///」
「幼虜、お姉ちゃんのこと愛して……」
「フフッ……いいよ、おねえちャん///」
なんてことだろう。
彼女は自ら服に手をかけボタンを外し、私の目前で開庁した。
手を忍ばせ捲り上げると白玉肌が殺害を促す。
「「___ッ////」」
こうやって時々タガが外れてしまい、私達は混ざり合う。
小学生とは思えぬ妖艶に脳は至福。
「愛してるよ、幼虜……ずっと」
互いに快楽でカイバを焼き焦がす。
「わたしも愛してる、お姉ちゃん///」
いつかは黒こげに、そして灰となり。
混ざりあって、死んで行きたい。
終